2012年3月13日火曜日

ビタミンCは過剰摂取しても水溶性なのですぐ排泄されるといわれていましたが、 最...

ビタミンCは過剰摂取しても水溶性なのですぐ排泄されるといわれていましたが、

最近では、代謝されてシュウ酸ができるので過剰摂取は避けるべきだという意見もあるようです。

しかし過剰に摂取したら、代謝しきれませんよね?

そもそも、代謝されずに排泄されるから水溶性云々という論理が成り立っていたわけで…



ビタミンCの必要量と、代謝可能な量には、そんなに差があるのでしょうか?







そもそもビタミンC、すなわちアスコルビン酸塩は、そんなに胃腸からは吸収できないので、多くは大便と共に出て行きます。吸収しきれないほど飲んでも、下痢するだけです。

体内に入ったビタミンCは、血行に乗って身体中に散らばり、補酵素として働いたり、活性酸素に対する抗酸化剤(スカベンジャー)として働いたり、活躍は様々です。あと、腸管内でできる発ガン物質のニトロソアミンを破壊する役目もあったような。

ビタミンCで万病を予防できると考えたポーリングの理論の根拠は、ビタミンCのスカベンジャーとしての働きだったようですが、彼の考えたビタミンC所要量は大量すぎて、現在では害が大きいと考えられています。何しろ、数十グラム単位で摂れといいましたから。

ビタミンCの必要量は、代謝可能な量というか、代謝系統が要求する量+スカベンジャーとして消費される量に、腸管からの吸収ロスをかけた数字になります。血管から点滴したり、一日何十グラムも経口摂取を続けない限り、シュウ酸塩による結石は生じないだろうと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿